【第1回/ボイトレブログ】誤解されやすい音楽用語を正しく理解しよう|
こんにちは!
ウィンズ音楽教室ヴォーカル科専任講師の俊太岩(しゅんたろっく)こと長田俊太郎です。
近年は、発声法や歌唱テクニック、音楽理論に関する知識を、インターネットや動画で手軽に得られる時代になりました。
実際、当教室の体験レッスンにお越しになる生徒さんの中には、音楽受講歴がないにもかかわらず、専門用語を使って自分の課題を説明する方も珍しくありません。
しかし、コンパクトに編集された情報には誤解を招く表現や意味の混同も多く含まれており、音楽専門用語を間違って理解してしまっているケースも見受けられます。
今回は、ボーカルレッスンや音楽指導の現場でよくある、誤解されやすい音楽用語をいくつかご紹介・解説します
【ピッチ】
音程、つまり音の高さ・低さを表す言葉が「ピッチ」です。
音楽業界では常識的な言葉ですが、ダンス業界では「曲の速さ(テンポ)」の意味で使われることもあり、誤解が生まれやすいポイントです。
ダンサーの方に「ピッチが良くない」と伝えると「え?速さのこと?」と戸惑われます。
【キー】
その曲が基づいている音階=楽曲の調
「キーがずれた」という言い回しで「音程が外れてる」ような意味で使う方もいますが、正確には“ピッチ”の話です。
ミュージシャンにとっては なんとなく理解してあげられるけど、けっこう謎発言に聞こえています。
【地声・裏声】
声帯を振動させる時に息の混ざりを少なくした強い鳴りの声を地声、息の混ざりを多くした柔らかい声を裏声と言います。
お芝居の業界(特に声優業界)では「素の声」「元々の声」という意味で「地声」という言葉を使用するようで、声優の生徒さんで 普段の喋り声が裏声寄りの女性がいて 明らかに裏声を出しているのに その声を地声だと話していた事があります。
声の種類と声の“使い方”の違いを理解しておくと、レッスンの質も変わります。
【テンポ】(BPM)
前出のダンサー業界における「ピッチ」が ミュージシャンの使う「テンポ」です。
「一分間に○拍刻む速さ」という意味のBPM(Beats Per Minutes)という表記で表されます。
【ビート】
拍子の事です。同じ時間(小節)内に何拍の刻みが入るかが「○分の○拍子」という名称になります。
例えば、
4拍子(4ビート)なら「いち、に、さん、し」と数える感じ。
8拍子(8ビート)なら「いちとー、にーとー、さんとー、しーとー」、16拍子(16ビート)なら「いいいち、にいいい、さああん、しいいい」みたいな数え方になります。
この「ビート」の解釈の間違い代表例は、Aメロで8ビートだったのがサビで16ビートになったりする曲で「サビのリズムが速い」と表現する事ですね。
リズムやビートが細かくなってはいるものの速さ(=テンポ)は変わっていないんですが 刻みが細かくなるとどうしても体感がセカセカしてしまうから このような表現になるんですね。
いかがだったでしょうか?
音楽用語は、ジャンルや文脈によって意味が変わることも多く、独学では誤解されがちです。
ウィンズ音楽教室では、ボーカルレッスンを受けながら、自然に音楽知識も
身につけられます。
歌がうまくなりたい方、音楽を理論から学びたい方、無料体験レッスンも随時受付中です!
お気軽にお申し込みください。
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