【自由が丘のギター教室】ギター講師小倉大典のブログ/第24回「ボリュームポットのカーブ」
こんにちは。
自由が丘の音楽教室ウィンズギター教室ギター科講師の小倉大典です。
今年もあの季節がやってきましたね。
そう、花粉です。
何か良い対策方法があればぜひ教えていただきたいです。
さて今回はギターのボリュームやトーンに使われているポットについて、というかなりマニアックな話になりますが、プレイスタイルによっては非常に重要な内容になってきますので参考にしていただければと思います。
ギターに付いているボリュームやトーンのノブは、中に「ポット」というパーツが使われています。日本語では「可変抵抗」と呼ばれているものです。
このポットの仕組みとしては、開けば開くほど抵抗が弱くなって電気信号を通しやすくなり閉じていくほど抵抗が強くなり電気信号が弱くなっていく、というものです。
この仕組みを利用してボリュームやトーンをコントロールしている訳ですね。
ギターでよく使われるポットには「Aカーブ」「Bカーブ」という2種類があります。その他「Cカーブ」のポットもありますが、ギターに使われることはあまりありません。
このAカーブ、Bカーブの違いはポットを回した時の抵抗の変化の仕方にあります。
Aカーブの場合は
この図のように最初は変化が少ないですが、回していくにつれてどんどん変化量が大きくなっていきます。
そしてBカーブはこちらです。
こちらは常に均一に変化していきます。
ボリューム奏法のように常にボリュームノブを操作するような時にはAカーブの方が扱いやすいと言われています。また、ハードロックやメタルといった歪み量の多い音色の時にも、ノイズ対策として瞬時にボリュームを下げられるAカーブが好まれることが多いです。
逆にノブの回し具合に常に一定の反応をしてくれるBカーブの方がコントロールしやすいというプレイヤーも多数います。(かくいう私もBカーブ派です)
どちらが優れている、という訳ではなくて完全に好みやプレイスタイルの問題なので自分の扱いやすい方をチョイスすれば良いかと思います。もちろん演奏中にノブをほぼいじらないという方はどちらでも変わらないのであまり気にしなくても大丈夫です。
最後に豆知識ですが、ギターのボリュームに使われるポットは仕組み上Treble(高音)にも若干影響します。それを利用して、ギターの音色が耳に痛いような時にボリュームノブを1メモリいかない程度の半メモリほど絞ってみるといい感じに耳に痛い部分がマイルドになったりもします。覚えておくといつかどこかで役に立つかもしれませんね。
ウィンズ音楽教室では演奏内容と共にハードウェア部分のアドバイスも随時行っております。無料体験レッスンもございますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
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