【自由が丘のギター教室】ギター講師小倉大典のブログ/第23回「木材」
こんにちは。自由が丘の音楽教室ウィンズギター教室ギター科講師の小倉大典です。
今回はギターに使われている木材について簡単に解説していきましょう。
知らなくて困ることはあまりありませんが知識として知っておいても無駄にはならないので、これを機会に興味を向けてみるのも良いかもしれませんね。
「アルダー」
ストラトを含め、数多くのエレキギターのボディ材として一般的に使われている木材。やや中域にフォーカスしたバランスの良いギターらしいサウンド。
「アッシュ」
ストラトの他、テレキャスのボディ材としても使われる材。硬く重い木材でパキッとした高域に特徴がある。重量の軽いライトアッシュと呼ばれるものもある。
「マホガニー」
ギブソンのギターによく使われている材。中域に寄った甘く丸い響きが特徴で、レスポールや335でよく聴かれるサウンドはこの木材の影響も大きい。
「メイプル」
主にネック、指板の材料として使われる他、木目を見せるためにボディの表面に貼り付けるという使い方もする。立ち上がりの早い輪郭のはっきりした音色。
「ローズウッド」
指板によく使われる木材。アコギのサイド、バック材でも使われる。メイプルに比べ角の取れた柔らかいサウンドが特徴。産地で分けられることもあり、一般的に使われているものはインディアンローズウッドという種類。物によっては非常に高価なものもある。
「スプルース」
アコギのボディトップ材として非常によく使われる木材。重量も軽く、癖のない素直な音。
ギターの材として一般的によく使用されているものは上記の種類ですが、その他にも色々な種類の木材があり、その材の音響特性によってある程度出音の方向性が決まってきます。中には貴重なものや珍しいもの、条約で輸出入が禁止されており市場に出回ることが珍しい材もあります。そういったものは非常に高値で取引されています。
また木目も見た目への影響が大きく、基本的には木目が綺麗にはっきり出たものほど高値になりやすいです。
同じ木材で作られた楽器同士でも個体差によって鳴り方が全く違う事も当たり前にあるので、上記の特性を参考にしつつ自分だけの1本を探してみましょう。
ウィンズ音楽教室では必要に応じて楽器の仕組みや簡単なメンテナス、理論の解説等の座学も行っております。無料体験レッスンもございますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
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