【第22回】「ドラム鳥人 むーでぃブログ」/System Of A Down/B.Y.O.B解説！〜３連バスドラ・ブラストビートのおすすめの練習法と注意点とは？

【第22回】「ドラム鳥人むーでぃブログ」/System Of A Down/B.Y.O.B解説！〜３連バスドラ・ブラストビートのおすすめの練習法と注意点とは？

2023/01/22

ドラム科講師「むーでぃブログ」

どうも、むーでぃです。
新年、明けましておめでとうございます！
今年も、いろいろな動画やブログを投稿していきたいとおもいます。
今年もよろしくお願いします！

本日は、年末に投稿した
System Of A Down/B.Y.O.Bの解説をしていきたいと思います！
叩いてみた動画をご覧ください！

この曲はテンポが変わったり　、３連のツインペダル連打があったりなど…結構難しい箇所があります。ただ、曲のパターンを掴めば覚えやすい曲なのかなと思います！なので、曲を覚えた後にはフレーズの練習がとにかく必要です！
その中で今回は、曲のフレーズと練習方法、注意点などについて解説していきたいと思います。

◉３連バスドラ連打

この曲の、バス連打部分は歌詞の
「Marching forward hypocritic〜」から入るのですが、シンバルは2拍3連でかなり多く刻む上にバスドラは全て３連で加えていきます。
ドラムだけだとこんなイメージです。

3連ってバスドラだとなかなか合わせるのが難しいです。
個人的には4分や8分でバスドラを速く刻むよりやり辛い印象です。
どっちもやろうと思うとどちらも失敗してしまいます。なので、最初はバスドラだけ集中orシンバルだけ集中など、分けてみましょう！

テンポも速いとズレやすいのでゆっくりからお願いします。

ゆっくりに慣れてきたらシンバルの手数を増やしてみましょう！

３連の注意点

バスドラ連打の注意点ですが…
音を出そうと意識してしまったり、思うように動かない時にどうしても足を持ち上げて踏もうとしてしまいます。

足の重さはかなり重いので持ち上げる時に必ず体幹が動いてしまいます。

この、持ち上げようと体幹が動いてしまう動き…代償動作
と言います。

身体が一定以上の角度を無理に越えようと動かしてしまう時

（例）長座体前屈の際に膝が曲がってしまった
（例）重たいものを持つ時腕の力だと持ち上がらないから肩や体を使って持ち上げた

など、必要範囲を超える角度やパワーが必要な時…この、代償動作が出現します。

この代償動作はツインペダルで表すと…
先ほど言ったような、脚を持ち上げて踏もうとしてしまい、体幹が後ろに行ってしまった！

となってしまうんですね！
これを打破するには正しい踏み方が大切です！
跳ねるような動きですね…

この動画では代償動作をオーバーめにしましたが！音の粒だち具合はこのレベルで揃わなくなります！

ドラムで起こりうる代償動作は他にも、

速いフィルを叩く時、過剰に腕に力が入ってしまった
190を超える速いビート、ハイハットを刻むときに肩が上がってしまった…

などまだまだありますがたくさんあります！
疲れると出やすいので注意を！

◉ブラストビート

次に2サビ目後にやってくるブラストビートです！
ブラストビートとは、
手と足を同時打ち、であったり、手と足交互に…足を２倍に…などなど手と足を駆使するドラム奏法です！
メタルで多用されますが、起源はジャズ・フュージョンから来ているんだとか…

ブラストビートにも色んな種類があります！
ブラストビートに関して、またいずれ紹介していきます！
今回は数あるブラストビートのうちの一つ！

「トラディショナルブラスト」

を使っています！

トラディショナルブラストは、手を左右交互に連打をしつつ頭（僕の場合右手）と同時にバスを入れていきます！

このブラストビートは、勢いでできると思われがちですが…
勢いでやると疲れて続かない上にズレます。

そして、先ほども言ったような代償動作が出現します！
代償動作が出ずにズレないよう練習するにはまず、ゆっくりから行います！
この曲ではハイハットとスネアで叩いてますが、実際ハイハットだと実はあまりバウンドしないので叩いた実感がスネアと比べると少ないです！クローズしてチップで叩けば跳ねます！なので、最初は同じ感覚でできるようスネアとバスドラだけでゆっくりから行っていきますっ！