【自由が丘の音楽教室】音痴は治るの?音痴の原因やメカニズム、対処法のお話

query_builder 2021/08/11
お知らせ
音痴ブログ


みなさん、こんにちは。

ウィンズ音楽教室ヴォーカル科専任講師の俊太岩こと長田俊太郎です。


今日のボイトレブログは音痴についてのお話です。



「音痴(おんち)」とは?


「音痴」とは、音に対する感覚が鈍く、特に歌唱時に必要な音程の正確性が低い人を指す言葉です。



音痴と一言で言っても、音痴には大きく分けて二種類あり、自身が「この音を出したい」とイメージしている音程を上手く発声する事が出来ず またボンヤリとした感覚でありながらも 自身が「音が外れている」と認識している運動性音痴と、耳で聴きとる音と自身の発声する音における正しい音程の認識ができない感受性音痴が存在します。

この2種類の音痴に関しては 後ほど解説するとして、現在 音痴という言葉のイメージがかなりネガティヴかつポップにななっていて、例えば


方向音痴


運動音痴


味音痴



などの派生語にも象徴されるように、現在は音痴という言葉自体が感受性や能力レベルの低さを指し示す言葉になってしまっている傾向がありますが、音楽的な定義の中では若干違います。




音痴の定義 


っていうか


「そもそも音痴ってどういう基準で決まるの?」

って 思いますよね?(笑)


プロの音楽家の中では、以下4項目を「音痴」と呼ぶようです。


①一定のテンポで刻むリズムに乗り切れない。


②発声時の音量調節ができない。


③概ねのメロディラインを歌えるものの、一曲を通して音程の維持ができない。


④ある一音を基準として上昇または下降していくと声がしゃがれてしまったり 不自然に裏返ってしまう。



この上記4項目を全てクリアできていないあなたは音痴です。


・・・っていうのは極論で(笑)


一般的な音痴の定義は、音の高低を認識できないまま 発声して音程を外してしまう

メロディに対してのズレを指します。


やはり正しいメロディラインに対して 所々外れている音が聴こえてくると、歌が拙く粗雑に聴こえてしまうことが多いですね。


また、音程やリズムを大きく外さずに唄える人でも、自分の歌声に自信がもてないので 思い切って唄えなくなり 結果的に声が小さくなったり 安定しなくなったりする人も「自分は音痴だな」と認識していたりする傾向があります。



音痴のメカニズムと対処法


冒頭でも話しましたが、音痴には大きく分けて2種類があり、そのメカニズムも微妙に異なります。


【運動性音痴】

これは、聴覚での音程認識に問題はなく、正しい音程と間違った音程を客観的に区別できるので、正確に音階を聴き取れているものの、発声時に 喉頭周辺の筋肉や口唇を含む顔筋・舌・顎関節 またブレスコントロールが上手くいかない為に 音程がズレてしまうタイプ。

要は 楽器を上手く使いこなせていない状態ですね。


また、羞恥心や劣等感が元で声に異変が起き 音程を外してしまう場合も 発声に必要な筋肉が ある種の「ストレス」に起因して緊張してしまう状態なので、やはり この「運動性音痴」という位置付けとなります。


「運動性音痴」は 比較的に本人が正しい音階を認識できている事が多いので、ボイストレーニングの指導で身体の使い方や発声・発音などの基礎を身につけていくことで比較的容易に矯正される可能性が高いです。

例えば、野球選手が速い球を投げたいと思っているけど 自分が思い描いた球速に到達していないだけで「自分は野球が下手だ」と判断してしまうのは時期尚早ですよね。球の握り方やフォームの修正、不足している筋肉を補うための筋トレなどをプロのトレーナーから指導してもらうことで 思った通りの球速で投げられるようになるという事です。


【感受性音痴】

このタイプは、正しい音程や音階を聴覚的に認識できない為、音にズレが生じます。

聴覚で音を認識する段階でのズレなので、「運動性音痴」に比べると矯正の難易度は高くなります。

原因としては、先天的に音の高低を聞き分ける感覚が鈍い場合もありますが、幼少時から楽器や音楽に触れる機会が少なく、正しい音階を感じる力が養われなかった 経験不足である場合が多いです。



「感受性音痴」は、プロのトレーナーによる指導の元、ボイストレーニングの基本発声や呼吸法を学ぶのと同時に、正しい音を認識できるようになる為の音感トレーニングなどの訓練を定期的に続ければ、改善が望めます。


例えば、水に浸かった事のない人が ある日突然海に放り出されて「クロールで泳ぎなさい」と言われても「クロール」という泳法そのものを一から学ぶ以前に、初めての環境に対し緊張して溺れてしまうのが関の山です。



まずは足のつくプールで顔を水につける練習から始めるように、そのものに触れる事からスタートする事で 経験値を積み上げていけば 矯正も可能です。



今日は 割と頻繁に耳にする音痴についてのお話でした。

実際に私が担当してきた生徒さんの中で「自分、音痴なのが悩みなんです」と言っていた人の大半が「運動性音痴」寄りの場合が多く ボイトレや歌唱レッスンの中で改善していきました。


自身を音痴だと思っている方も 一度ウィンズ音楽教室の体験レッスンで 自分が本当に真正の音痴なのかを確認してみませんか?

案外 自分の楽器の特性を把握していないだけで「あれ?音痴じゃなさそう!」なんてことも十分あり得ますよ。


ウィンズ音楽教室では ボイトレや歌唱指導を軸にしたヴォーカル科のレッスンもありますが、音痴の改善に特化した音痴克服講座というカリキュラムもございます。

音痴克服講座を長年受講し、発表会でステージに立った生徒さんも多数在籍しています。


まずは無料体験レッスンから お問い合わせください♪


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