【自由が丘の音楽教室】ボイトレにも役立つ音楽専門用語

query_builder 2021/06/23
お知らせ
音楽専門用語


こんにちは。

ウィンズ音楽教室ヴォーカル科専任講師の俊太岩(しゅんたろっく)こと長田俊太郎です。



近年、発声や歌唱に関する事に限らず、音楽知識全般は インターネット上で得られる事が多いですね。



その為、この数年は体験レッスンの時に 音楽受講歴が無いにも関わらず 専門用語を使って自分の歌声の問題点を相談する生徒さんも少なくないです。


ただ、専門知識をかいつまんでコンパクトに解説している情報も沢山あるので 間違って認識している方もいらっしゃいます。



今回は 声にまつわる事だけではなく、よく使い方を間違われている音楽専門用語をいくつかピックアップしていきたいと思います。




【ピッチ】

音の高低 すなわち音程の事です。

実は、同じエンタメのジャンルでも ダンサー業界では曲のリズムの速さを表す意味で使われる事があり、ミュージシャンが誰かに対して「ピッチが良くない」とダメ出ししてもダンサーが「?」となる事があります(笑)


【キー】

楽曲中で主に使われる音は 基本的には7音で構成されていて、その7音の使い方によって12種類の「調」があり、その調にはそれぞれ名前があります。その名前が「キー」です。 よくピッチと混同して「キーがずれた」みたいな使い方をする人がいますが、ミュージシャンにとっては なんとなく理解してあげられるけど謎の発言に聞こえています。



【地声・裏声】

声帯を振動させる時に息の混ざりを少なくした強い鳴りの声を地声、息の混ざりを多くした柔らかい声を裏声と言います。


お芝居の業界(特に声優業界)では「素の声」「元々の声」という意味で「地声」という言葉を使用するようで、声優の生徒さんで 普段の喋り声が裏声寄りの女性がいて 明らかに裏声を出しているのに その声を地声だと話していた事があります。


【テンポ】

前出のダンサー業界における「ピッチ」が ミュージシャンの使う「テンポ」です。

「一分間に○拍刻む速さ」という意味のBPM(Beats Per Minutes)という表記で表されます。


【ビート】

拍子の事です。

同じ時間(小節)内に何拍の刻みが入るかが「○分の○拍子」という名称になります。


例えば、

4拍子(4ビート)なら「いち、に、さん、し」と数える感じ。

8拍子(8ビート)なら「いちとー、にーとー、さんとー、しーとー」、16拍子(16ビート)なら「いいいち、にいいい、さああん、しいいい」みたいな数え方になります。

この「ビート」の解釈の間違い代表例は、Aメロで8ビートだったのがサビで16ビートになったりする曲で「サビのリズムが速い」と表現する事ですね。


リズムやビートが細かくなってはいるものの速さ(=テンポ)は変わっていないんですが 刻みが細かくなるとどうしても体感がセカセカしてしまうから このような表現になるんですね。



いかがだったでしょうか?


解説の中には まだ掘り下げて語るべき所は多々ありますが、今回は誤解されやすい音楽用語の正しい解釈についての修正が本題だったので 踏み込んだ知識の紹介は またいずれ取り上げたいと思います。


ウィンズ音楽教室では、各科のレッスンを受講しながら音楽専門知識を学ぶ事もできます。


無料体験レッスンもご用意していますので、是非是非お気軽にアクセスしてください。


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